土の教え 日本編

¥2,420 (税込)

≪最新刊≫
「土」を知れば、「食」がもっと面白くなる!

≪全国学校図書館協議会選定図書≫

監修・共著:矢内純太(京都府立大学生命環境科学研究科教授)
企画・編集・共著:藤原勝子(食生活ジャーナリスト)

A4判・上製・44ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税10%)
ISBN 978-4-906182-13-8
2023年7月発行

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説明

地球上のあらゆる生きものの命をつなぐ地表わずか18cmの土。作物を育んできた土の正体をとらえ、その過去・現在・未来を考える。

足元にある土はそこでしか作られない唯一無二の存在。日本人はそこでしか作られない土の特性を理解し、農地に活用して独自の食文化や風土を生み出してきた。
世界でもまれにみる多様性を有した「日本の土」と、それらが育む各地の特産物の今を追いかける。


●目次

日本各地の土と環境が育む作物のいま ……4
日本の土は火山の影響で黒ボク土が多い ……6
北海道 ……8
宮城県大崎市 ……10
福島県 ……12
千葉県 ……14
東京都 ……16
長野県 ……18
静岡県 ……20
福井県 ……22
京都府 ……24
和歌山県みなべ町 ……26
島根県奥出雲 ……28
高知県 ……30
熊本県阿蘇 ……32
沖縄県 ……34
多様な農を支える多様な日本の土 ……36
米は水田が好き ……38
畑地・樹園地・草地・施設土壌の特徴 ……40
野菜も好き好き。土と環境 ……41
用語解説 ……42


監修・共著
矢内  純太(ヤナイ  ジュンタ)
京都府立大学生命環境科学研究科教授。
専門分野は土壌学。日本およびアジアにおける農耕地土壌肥沃度の評価と管理、水田土壌におけるへの有機物蓄積機構の解明とその最適化、東日本大震災後の安全安心な食料生産のための土壌管理法の提示など、国内外の土壌に関わるさまざまな課題に取り組んでいる。
日本土壌肥料学会理事、日本ペドロジー学会評議員、国際土壌科学連合副部会長などを歴任。
『土のひみつ 食料・環境・生命』(朝倉書店、2015)』、『土壌サイエンス入門 第2版』(文永堂出版、2018)、『緑の革命下の熱帯アジア水田土壌肥沃度の長期的変動』(シュプリンガー、2022(英語))、『事典-日本の土壌』(朝倉書店、2023)などの執筆を担当。大阪府出身。

企画・編集・共著
藤原  勝子(フジワラ  カツコ)
女子栄養大学を卒業後、同出版部で月刊『栄養と料理』などの編集に携わり、フリーランスを経て、1978年に(株)群羊社の創立に参画、82年に(株)食生活プランニングを設立。「食と健康」をテーマとする書籍や雑誌、食育教材の企画・編集制作、フードビジネス企画などに携わる。1992年にはジャパン・フードコーディネーター・スクールを開校し、2007年まで校長を務める。
現在、(株)群羊社専務取締役。食生活ジャーナリスト。
著書に、『フードコーディネーターになるには』(ぺりかん社)、『私は「食」の演出家』(亜紀書房)、食育絵本シリーズ『魚の教え』『牛の教え』(群羊社/編著)など。

指導(五十音順 敬称略)
伊藤  正(長野県野菜花き試験場 環境部 専門研究員)
内山  道春(静岡県農林技術研究所 茶業研究センター 茶環境適応技術科 主任)
江本  勇治(静岡県農林技術研究所 果樹研究センター 果樹環境適応技術科 科長)
大濃  純子(福井県農業試験場 主任)
木田  勝紀(和歌山県日高郡みなべ町役場 うめ課主幹 世界農業遺産担当)
桑田  主税(千葉県農林総合研究センター 最重点プロジェクト研究室 室長)
志村  浩雄(福島県農業総合センター 果樹研究所 所長)
高橋  佳孝((一社)全国草原再生ネットワーク 会長)
谷  昌幸(帯広畜産大学 グローバルアグロメディシン研究センター 教授)
西田  瑞彦(東北大学大学院 農学研究科 教授)
西村  安代(高知大学 農林海洋科学部 教授)
久松  奨(静岡県農林技術研究所 伊豆農業研究センター わさび生産技術科 科長)
益永  利久(東京都農林総合研究センター 研究企画室)
松本  真悟(島根大学 生物資源科学部附属生物資源教育研究センター 教授)
宮丸  直子(沖縄土壌医の会 土壌医)

デザイン 浮田邦彦(プロップ)
イラスト エダりつこ 城谷英男
編集協力 熊木雅代
校正 秋葉智子

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