魚は片仮名、野菜は平仮名表記…なぜ違うの?

トビウオ

料理書のレシピの食材名をみると、平仮名や片仮名、漢字交じりなどいろいろな表記があります。

群羊社の教材では、魚介は、伊勢エビ、イワシ、サケ、サバ、ヒラメ、マグロなどと片仮名漢字交じり表記、野菜・芋は、じゃが芋、大根、菜の花、にら、ねぎ、にんじん、白菜、ほうれん草など、平仮名漢字交じりが多いのですが、なぜ魚介と野菜で違うのでしょうか?

トビウオ
『食育早わかり図鑑 第2巻 旬の魚』(群羊社)

原稿の文字・送り仮名などで最も注意していることは、間違いがないこと、分かりやすいことで、校正もこの2点に重点をおいてチェックしています。
平仮名・片仮名・漢字などの使い分けについては、著者の原稿や、教材の内容、読者対象などによっても多少違いがあります。

群羊社の用字用語の元になったのは、1967年にある出版部に就職したときから使ってきた校正基準で、日本新聞協会の新聞用語集が基本になってできたものです。
ただし、野菜・芋が平仮名漢字交じり表記になっていて、魚介が片仮名表記になっているのは、学術用語の表記に準じたためと聞かされた記憶があります。

ご存知の方も多いでしょうが、新聞用字用語集の基準は、①分かりやすくやさしい文章、言葉で書くこと、②できるだけ統一した基準を守ることが原則で、常用漢字と音訓表をもとに、原則として漢字にするもの、平仮名と漢字を使い分けるもの、平仮名主体のものなどと決められており、動植物についてはカタカナ書きを原則するとあります。

修飾・形容部分は漢字交じりにしてもよい(温州ミカン、毛ガニ)、比喩的に使う場合や加工・調理で元の形態がなくなった場合は平仮名書き(かつお節、いわし雲)、総称として使う場合は漢字(牛、鶏、羊、豚、稲、菜、豆、芋)などと、細かく決められています。
(参考文献:新聞用字用語集 記者ハンドブック13版 共同通信社)

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