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羊肉のしゃぶしゃぶで、がんばろう2003!
−神田・龍水楼のショワンヤンロウ

ショワンヤンロウを食べる群羊社の面々  2003年は未(ひつじ)の年。ひつじの幸運にぜひあやかりたい人にぜひおすすめしたいのは、知る人ぞ知る、神田・小川町・龍水楼のショワンヤンロウ。羊肉のしゃぶしゃぶである。「ショワン」とはすすいで食べるという意味(さんずいの刷の字)のヤンは羊、ロウは肉と書き、本場の北京では冬の風物詩だとか。日本のしゃぶしゃぶのルーツである。
 ヒツジが家畜化されたのは、牛、豚よりはるかに古く、8000年も前のこと。羊肉はキリスト教やイスラム教ではお祝い用のオメデタイ肉で、その上品で秀逸な味は牛肉を超える「食肉ナンバーワン」とご主人の箱守不二雄さんは名調子で語る。生後1年未満のラム肉のおいしさは最高。生後20か月以上たったジンギスカンでおなじみのマトンは硬くて向かないそうだ。
10種類のタレや薬味を好みで調合して食べると元気が出てくる。
 火力の強い備長炭で火鍋(フォグォズ)と呼ばれる銅鍋のスープがグラグラと沸騰する。薄くスライスした鮮紅色の羊肉を2〜3回しゃぶしゃぶして、10数種類の調味料や薬味から好みのものを調合したタレで食べる。おいし〜い!

 タレの調合は、まず1 醤油、2 酢、3 胡麻油、4 芝麻醤(ヂーマージャン/中国のすりごま)、5 紹興酒(中国の代表的な醸造酒)の5種類がベースとなる調味料。
 これに、6 しょうが、7 にんにく、8 ねぎ、9 にら、10 香菜(シアンツアイ/コウサイ、コリアンダーも同じ)、11 腐乳(フールウ/豆腐を香辛料、こうじ、塩などを混ぜて発酵させたもの)、12 豆板醤(トウバンジャン/そら豆が原料のみそにとうがらしを入れた中国特有の調味料)など、ちょっとクセのある薬味を好みで加える。鍋の合い間につまむのが、寿司のガリのような役割の、にんにくの蜂蜜漬け。


 ラムをこよなく愛すご主人の箱守不二雄さんの名調子の語りはホント楽しい。デザートは、三不粘(サンブジャン)と杏仁豆腐(アンニントウフ/キョウニントウフ、シンレントウフともいう)。前者は粘りがあるが、箸にも器にもつかない不思議なお菓子である。

龍水楼 03-3292-1001
 ・「ショワンヤンロウ」コースは5000円から。5人以上から要予約
 ・地下鉄小川町徒歩3分