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幻の手羽先「世界の山ちゃん」東京でも行列!
幻の手羽先、みそ串カツ、たんたん麺 秘伝のタレとピリッとしたコショウ味が売り物の名古屋名物「幻の手羽先」が東京に進出して2年、「世界の山ちゃん」は関東エリアでも12店舗にふくらんだ。地下に100〜200席と大型の店構えにもかかわらず、連日行列ができるほどの繁盛ぶり。いったい、なぜ? 見逃せない野次馬探険隊は、さっそく近くの神田淡路町店へ!なんとそばの名店神田まつやの向かい側だ。行列に並んだ。

 このチェーン居酒屋を引っ張るのは、「山ちゃん」こと山本重雄社長。岐阜県の高校を卒業後、海上自衛隊調理班に3年勤務、やきとり店開業を夢見て、姉を頼りに名古屋へ。「栄太郎」に1年、「村さ来チェーン」に1年アルバイト勤めをしたあと、若干22歳を目前に1981年6月、念願の1号店、串かつ・やきとり「やまちゃん」をオープン。4坪で13席の小さな屋台のような店であった。

 創業から25年。今、看板どおり、世界を目指す勢いである。株式会社エスワイフードを拠点に、「世界の山ちゃん」ブランドを売りまくり、系列店は約50店。年商35億。名古屋地区を中心に、川崎、東京、札幌、熊本にまで拡大。2004年には東京進出、新大久保、新宿、池袋、神田などに次々とオープン。すごいスピードである。サクセスストーリーはいつもドラマチックである。

 「スピードのある経営でないとだめだ」と、リーダーの山本重雄社長はいう。「何かやりながら次のことをやらないと、一つやってから次というのでは遅い。チャンスがあったときに、早めに決断していけるようになった。昔はお客さんを迎えるのが楽しかったけど、今は、次の店の図面を作って、業態や構想を練るのが楽しい」(HPから)。この快感、出版でヒット作を練るときと似ている。

 メニューは約150種と豊富。目玉商品のから揚げ「幻の手羽先」(5本で税込399円)、「みそ串カツ」(399円)、納豆オムレツ(441円)、どて煮(409円)、味噌うずら玉子のフライ(378円)が人気ベスト5。刺し身、冷やっこ、しめさば、ししゃも、サラダ、枝豆など、おなじみメニューも豊富。ドリンクも、名古屋赤味噌ラガービール、トマトのリキュール「ラ・トマト」、昔懐かしい下町の味「ホッピー、黒ホッピー」、オリジナルの「山ちゃん焼酎」など約50種と盛りだくさん。客単価2000〜3000円といった感じで、遊び心もあってメニューも豊富、安くて旨い。安いチェーン店にありがちな、添加物まみれ、輸入の冷凍食材といった人工的ジャンキーな風味はあまり感じない。リピーターも多そうで、中高年、若者の男女でにぎわっている。

 「世界の山ちゃん伝説─ 思いつきを成功に変える25の法則」といった書籍、「山ちゃん」のイラスト入りのジョッキや手羽先味キャラメルなどもレジで売っている。(ふ)
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