群羊社の人気シリーズ「そのまんま料理カード」の第4弾「3皿でバイキングカード(仮題)」の撮影が、高知で行われました。
針谷順子先生はじめ調理スタッフのみなさま、高橋カメラマン、ご苦労様でした。
今回の撮影も強行スケジュールで、撮影が終わったのは深夜0時すぎ、それからホテルにチェックインという有様でした。翌朝、撮影クルーは龍馬空港に向かう途中、高知名物「日曜市」と「ひろめ市場」にちょっと寄り道してみました!
高知では曜日によっていろいろなところに「市(いち)」が立つのですが、もっとも大規模なものは日曜市。
高知城といえば、戦国から江戸時代を駆け抜け24万石までのぼりつめた山内一豊とその妻・千代の物語が有名。司馬遼太郎の名作「功名が辻」は今年のNHK大河ドラマにもなりました。
その高知城が見下す大手筋通りの両側に約600店の露店がズラリと立ち並びます。
野菜、果物、海産物などの生鮮品から、調味料、香辛料、植木、包丁、骨とう品まで生活物資の露店がズラリ。天ぷら(さつま揚げ)、芋フライ、うなぎの串焼きなどの店もあります。
「市」といえば朝市など全国いたるところにありますが、実際に行ってみると小規模だったり観光用だったりしてがっかりすることも少なくありません。その点、高知の日曜市は見た限りでは最大規模。300年もの歴史を誇り、市民の台所と直結した生活感あふれる雰囲気が魅力的です。タクシーの運転手の話では、昔のほうがもっと新鮮で安かったそうです。
日曜市の中心部に隣接してある常設市場が「ひろめ市場」。市場といっても魚市場とか青果市場ではなく、今でいうフードコートです。その周辺の商店街には、魚屋さんや天ぷら屋さんがたくさん並んで、鮮魚やかつおのたたきなどを売っています。
ひろめ市場は広々とした4,000平方メートルの室内に、約60店の個性的なお店が立ち並び、あちこちに飲食用のいすとテーブルが並んだ広場があります。通路と広場は、龍馬通り、いごっそう横町、はらから横町、乙女小路、お城下広場、自由広場などと命名され、どのお店で買った物でも好きな広場で飲食を楽しむことができます。
漁師が釣ってきて焼いた一本釣りのカツオのたたき(もちろん、わら焼き)、うつぼ料理、たい飯、くじら料理、さばの姿寿し、揚げたての天ぷら、日本最後の清流・四万十川の魚、土佐名物、芋ケンピなど土佐ならではの料理のほか、焼きぎょうざ、パスタなど異国料理もにぎわっています。
ひろめ市場も、日曜市同様、老若男女、市民たちでにぎわっています。町の大衆食堂というか社交場というか、みな楽しそうに飲食しています。これまた生活感が感じられるところが都会のマニュアル料理と、張りボテの内装の飲食店と大違いの活気があります。
それにしても高知の食は面白いです。その理由を考えてみたらわかりました!ひと・たべもの・自然が一体化していることです。山内一豊や坂本龍馬、板垣退助などのユニークな歴史上の人物、豊かな海の幸・川の幸・山の幸、そして、日本最後の清流・四万十川を代表とする豊かな自然−−それらが融合した食文化、暮らしが、ここにはあるような気がします。「豊かさ」とは何かを教えてくれているようです。 |
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| 日曜市の「ゆのす」。「ゆのす」とは柚子(ゆず)を搾った酢。高知では各家庭で1升びんなどに長期保存し、1年中、すし、なべ、焼き魚、飲み物などの家庭料理に使う。塩入りと塩なしがある。ペットボトル(380ml)のミニタイプを800円で売っていた。 |
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| 日曜市。伝統野菜の大根とかぶなど露店がずらり。 |
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| ひろめ市場 |
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| 60店あまりの個性的なお店が囲む広場で市民たちは飲食を楽しむ。くじら料理はおいしかった! |
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