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ひつじ見〜つけた! 
その1絵本から抜けだした手袋の子羊

 今年はいつになく堪えられない寒さが続きますね。我が社に住みついているこひつじたちは、ウクライナ民話「てぶくろ」に登場する動物たちのように、手袋の中で春を待ちわびています。

 2匹の故郷は、冬の寒さの厳しいドイツ(「NICI社」製)。グレーこひつじはパリ経由、白こひつじは東京・青山経由の長い長い旅路の末、我が社(東京・本郷)に辿り着き、再会を果たしました。

 そんな2匹の冬の好物といえば「グリューワイン」。「グリュー」とはドイツ語で「熱する」の意、つまり「ホットワイン」のことです。フランスでは「ヴァン・ショー」、北欧では「グレッグ」と呼ばれ、ヨーロッパでは体を温める飲み物として古くから親しまれているようです。日本の「卵酒」のような効果が期待できるのでしょうね。


 2匹に勧められて(?)、我が社の残業組は、何度か「グリューワイン」を試してみました。甘くフルーティーなおいしさはさることながら、その驚くべき保温効果に大感動!凍えそうな夜でも「グリューワイン」を飲んで帰れば、足先までぽっかぽか!
 ちなみに私たちはアルコールひかえめ・甘さひかえめの「グリューワイン」を楽しんでいます(下記レシピ参照)。自分の好みに合わせて味や香りを調節しながら、みなさまも寒い夜に「グリューワイン」はいかがですか?(平山)



群羊社残業組のまかないドリンク
身も心もぽっかぽか!「グリューワイン」レシピ

●材料(4杯分)
・赤ワイン           ハーフボトル1本(375ml)
・水              赤ワインと同量(375ml)
・オレンジ           1個
・はちみつ(または砂糖)    大さじ1.5〜2
・シナモンスティック(あれば) 1〜2本
・クローブ(あれば)      8〜10粒
・レモンスライス        適量
※赤ワインは渋味が強くないものがおすすめ。安価のもので充分。
※濃い味がお好みの人(お酒に強い人?)は、水なしでもOK。
 その場合は、オレンジや甘味料、スパイスを1/2量に調節して。

●作り方
1)オレンジは、皮つきのまま8等分のくし形に切る。
2)小鍋に赤ワインと水を入れ、火にかける。オレンジ、はちみつ、シナモン、クローブを加え、弱火でゆっくりと混ぜ、沸騰する直前に火を止める。
3)レモンスライスを入れた耐熱グラス(またはカップ)に注いで出来上がり!
手袋で春を待つこひつじ
1965年発行のロングセラー絵本「てぶくろ」
(発行:福音館書店/絵:エウゲーニー・M・ラチョフ/訳:うちだりさこ)
シナモンティックやクローブを入れると本格的な味わいに。
グリューワインを飲んで「寒さ」や「風邪」とさようなら!
その2 羊のレバーパテとトリッパ 
 有楽町・国際フォーラム「食育フェア」で見つけたのが、羊のレバーパテとトリッパ。
 パテは、羊レバーに、食塩、香辛料、ブランデー、野菜、卵、牛乳などを混ぜ込んで作ったもの。フランスパンに塗って食べたら、臭みもなくおいしかった。
 トリッパはモツの煮込み。羊や牛は反芻獣といわれ、4つの胃袋を持っているが、食べた草は反芻によって砕かれ、胃袋にすむ微生物によって分解される。人間には分解できない食物繊維を動物性タンパク質(つまり羊の肉)に変えているエライ家畜なのである。その4つの胃のうち第2の胃袋がトリッパ(網の目、ハチの巣模様だからハチノスともいう)。香味野菜やトマトソース、ダシなど加え、じっくりと煮込むと柔らかくなってうまみも増し、臭みは全くない味に。このレバーパテとトリッパは、北海道道東・釧路の隣町にある、日本で有数のめん羊牧場(茶路めん羊牧場)の製品。 
羊のレバーパテとカットトマトと煮込んだトリッパ(右奥)
 羊は世界最古の家畜で、家畜化は約1万年前、獣肉の王者である。肉だけでなく、羊毛や皮などで人類に貢献した功績は多大である。日本では推古天皇(554-628)の時代「日本書記」に、百済から貢ぎ物として羊2頭が贈られてきたとあるとモノの本に書かれている。最初に食べたのは江戸時代・徳川綱吉の時代(1646-1709)だという。
 日本で羊料理というとジンギスカン料理が有名だが、あれはマトンで、ほとんどが輸入の冷凍物だという。おいしい羊肉はなんといっても生後1年未満の子羊であるラム肉。軟らかくて上品な味わい、ビタミンB群も多い。フランス料理では最高級とされているほど評価は高い。エライ羊に感謝!
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