私が東京で大好きな町の一つが「佃島」です。21世紀のシンボル高層ビル群が立ち並ぶなかに江戸時代の風情を残した町並み、隅田川の水辺に浮かぶ佃島の風景はなぜか安らぐのです。
最寄り駅は、地下鉄大江戸線の月島駅。駅をはさんで「もんじゃ街」の反対側にあるのが佃島です。江戸時代より前は、隅田川河口にある小さな干潟だったそうで、最初の住民は、徳川家康によって、摂津国佃村(現大阪市西淀川区)などから江戸に呼び寄せられていた漁民たちでした。日本橋に居住しながら、江戸湾で将軍家献上のためのシラウオなどの漁業を営んでいましたが、与えられたこの土地に自ら島を築き、出身地佃村の名をとって佃島と名付けたのは正保元年(1644年)のことでした。佃村の漁民たちがとった魚類は幕府に献上していましたが、余った魚を売るために日本橋のたもとに店を出すことを許されました。魚市場がたち、魚卸業が誕生し、「魚河岸」へと発展していったそうです。
佃島といえば「佃煮」が有名ですが、水揚げしたばかりの小魚やコンブをしょうゆで煮て、保存がきくようにした漁師たちのアイデア料理だったそうです。 (ふ)
(参考資料:佃島小学校ホームページ) |
 |
 |
| 江戸時代と21世紀が共存するパラダイス。佃煮屋の看板も見える。 |
 |
 |
| 両国橋と高層ビル。江戸時代には隅田川は大川と呼ばれ、川岸には飲食店が並びにぎわったとか。 |
 |
 |
| 隅田川の水辺ラインからの花見はすばらしい眺め! |
|