「うかたま」というちょっと変わった名前の新しい雑誌が創刊されました。
発行元は農業書を中心とした出版社、農文協(農山村漁村文化協会)。編集長の鈴木敏夫さんとともに、この雑誌づくりに真剣勝負で取り組んでいる「仕事人」が、副編集長・中田めぐみさん。
実家で当たり前だった季節ごとの食べ物、春のよもぎお焼き、お彼岸のおはぎなどが、実は今の世の中では当たり前でなくなっているということに危機感を感じ、こうした地域独自の食を残して伝えていくためにはどうしたらいいのかと考えていたときに、農文協の出している「日本の食生活全集」という本に出会い、自分がやりたいことはすべてこの本に出ている、この本をつくっている会社に入りたい!と中田さんは迷うことなく採用試験に応募し、採用されました。
入社1年目は旅館に泊まりながら全国の農家まわり。その後、東京で書店まわり2年、事務2年、編集は7年目、主に食育に関するビデオ制作(「子どもの食と健康」「安全安心な食を考える」など)やイベントの企画・運営(ニッポン食育フェア)にかかわってきました。
学生時代は主に栄養学や調理学を学び、管理栄養士の資格も取得しました。どちらかというと、食卓から生産地である農を見つめていたのが、農文協に入り、農家まわりをしてからは、農家の側から食卓を見つめる視線に変わりました。
「うかたま」は、「食べることは暮らすこと」を旗じるしに掲げています。逆走しつつある日本人の食の暮らしを原点に戻って考え直し、地域に根ざした、健康で豊かなものにしようというわけです。
「うかたま」とは、食べものの神様の名前だそうです(宇伽御魂神=ウカノミタマノカミ)。もともとは稲の豊作を願う守り神でしたが、やがて都市部へと広がり、人々の願いごとや悩みに応える神様として、お稲荷さんのご祭神となり、全国区の人気を得るところとなったとのこと。このウカノミタマノカミの御利益にあやかりたいという願いから誌名にとりあげられました。 |
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中田めぐみさん(右)。「食育フェア」で「うかたま」のPRを兼ねて出展者のブースを回る。 |
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「うかたま」創刊号 |
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