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食の仕事人 100番勝負 vol.6 |
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| 摂食・排泄総合情報誌「タベダス」編集長 山崎幸江さん 〜炊飯器で介護食「パッククッキング」 |
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| 人間が健康に生きていくためには、食べなければなりません。食べたものの総決算が排泄です。その機能がうまく働かないと、食べられない・出せないわけですから、野生生物なら死に直結します。そこは人類。トレーニングで機能低下を防いだり、キザミ食やミキサー食・チューブ食などを考えたり、チューブや胃ろう(食事をとるためにおなかに開けた穴)によって人工的に栄養分を流し込んだり、さまざまな介護の手法で生きる道を探ってきました。 高齢社会が進むにつれ、このような摂食障害者が増え、不自然な介護食も「普通の食事が食べられないから仕方がない」が当たり前でした。ところがここ数年、人間の食として本当にふさわしいだろうかといった疑問が出されはじめたのです。鳥のエサのようで、元の食材がなんだかわからないキザミ食、ミキサー食、ペースト食などへの見直しの機運が一気に盛り上がってきました。 「タベダス」が創刊して半年ほどたったころ、山崎さんにとって大きな出会いがありました。家庭版真空調理法との出会いでした。 介護する人もされる人も毎日が戦いの連続です。こんな苦労を自ら体験した山崎さんにとっては、目からウロコの画期的な調理法でした。なんと火を使わずに、炊飯器でご飯とともにおかずが手軽に、しかもおいしくできる夢のような調理法でした。ベースは、東京都文京区にあるフランス料理店のシェフ川平秀一さんが考案した家庭版真空調理でした。 介護の必要な高齢者はもとより、元気な高齢者、単身赴任や子育て中の人などにも役立つと確信した山崎さんは、家庭版真空調理をベースに主婦の観点から再構築し、「パッククッキング」と命名、普及に乗り出しました。 真空調理法はもともとヨーロッパで普及したもので、下処理した食材と調味料をまとめて真空パックし、比較的低温で長時間加熱して、冷却・保存するものです。栄養成分、うま味、風味などの調理損失が少なく、真空状態にすることで、熱が伝わりやすくなり、加熱ムラも出ません。パッククッキングはこの真空調理法の応用です。 野菜は90℃以上で加熱しないと軟らかくならないので、炊飯開始時から入れておきます。魚、肉などの動物性たんぱく質は70℃を超えるとパサパサになるので、保温モードになったとき炊飯器に入れるだけで軟らかく出来上がります。 |
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